| 着工日 | 令和8年5月25日 |
|---|---|
| 塗装範囲 | 呼水槽 |
| 施工保証 | 1年 |
| 使用塗料 | チョイスコート |
| 塗料種類 | 無溶剤形エポキシ樹脂塗料 |
| 完了日 | 令和8年6月1日 |
施工前説明
今回の工事は呼水槽内の防水工事です。
呼水槽(こすいそう)とは、屋内消火栓やスプリンクラーなどの消火ポンプ設備において、ポンプ内を常に水で満たしておくための補助水槽です。
万が一の火災時にポンプが空回りして送水できなくなるトラブルを防ぐ、極めて重要な役割を持っています。
水槽内の防水膜は膨れが起きていて剥離している部分、錆が発生したいる部分が多くあります。
剥離した塗膜が水槽内に留まっている事で詰まりの原因になります。
今回の工事ではしっかりケレン作業をして古い防水膜を全て除去してから新しい防水塗装を行います。
【注意点】
槽内(水に触れる面)の注意点
防錆対策の徹底: 鋼板製の場合、サビが発生していると塗装がすぐに剥がれます。
ケレン作業(サビ落としや旧塗膜の除去)を十分に行い、金属面を露出させてから防錆塗料を塗布します。
ケレン作業
水槽内の剥がれた塗膜や錆が出ている場所など下処理で全て除去します。
呼水槽のケレン作業には4つの重要ポイントがあります。
1. 塗料の密着性向上
サビや古い塗膜が残っている上から塗装しても、新しい塗料が金属に定着せず、すぐに剥がれてしまいます。
ケレンを行うことで、塗料が密着するための最適な下地を作ります。
2. サビの進行防止
赤サビなどの腐食を削り取り、適切な防錆処理(下塗り)を行うことで、鋼板などの本体がボロボロになるのを防ぎます。
3. 水質汚濁と配管詰まりの防止
内部のサビが剥がれ落ちると、消火配管に詰まりを引き起こしたり、送水時に異物が混入する原因になります。
ケレンによってこれらを未然に防ぎます。
4. 水漏れによるポンプ空運転の防止
呼水槽はポンプへ空気が入るのを防ぐ重要な役割を持ちます。
サビで水槽に穴が空いて水がなくなると、いざという時に消火ポンプが正常に稼働しなくなります。
ケレン作業が終わったあとはアセトンやシンナー等で水槽内をしっかり脱脂します。
後の耐久性に関わる作業なのでしっかり丁寧に拭き洗浄を行います。
ケレン作業によって塗装が行いえる状態になりました。
今回の工事でケレン作業が一番重要な工程となります。
隅々まで丁寧にケレンを行うことで後の仕上がりや耐久性が大きく変わります。
錆止め塗装と防水塗装
今日は下塗りの錆止めと仕上げの防水塗装を行いました。
下塗りの錆止めに使用する塗料は
ハイポン20デクロ
と言う塗料になります。
こちらは強溶剤塗料で特にサビの強い素材などに強い効果を持ちます。
今回のように下地が出る程のケレンを行った場合に適した下塗り材です。
仕上げの防水塗料は
チョスイコート
と言う塗料になります。
チョスイコートは2液形のため主剤と硬化剤を2対1の割合で混ぜて使用します。
この塗料は割合をしっかり行わないと硬化不良などをおこします。
そのためデジタル計量器を使用してしっかり規定の量で混ぜて作ります。
「チョスイコート」は、水分子を通さない強固な防水層を形成する無溶剤形エポキシ樹脂塗料です。
1回塗りで200〜250μmの厚膜を形成でき、長期間にわたり水槽の防食・保護に優れた効果を発揮します。
その他にも水槽の蓋の部分も一緒に塗装をしました。
こちらは防水塗料ではなく高耐久のフッ素塗料を使って塗装をしました。
呼水槽の塗装が完了しました。