K様邸外壁塗装工事【木曽町】

2026年05月08日 18:46
着工令和8年5月7日
報告事項塗装工事は完了しました。
塗装範囲外壁
軒天
施工保証
(塗膜)
7年
使用塗料屋根:グラナダフレッシュ
軒天:ダイナミックTOP
使用塗料水性ハルス複合シリコン樹脂
築年数13年
工事の進み具合100%
足場解体日5月20日

施工前説明

今回の依頼は木曽にお住まいのお客様からお問い合わせをいただきました。
築年数は12年とまだ浅いため比較的状態は良好です。
塗装をお考えになった理由として、現在の壁の色に虫が多く集ってしまうとの事でした。
地域特有の事でもあるかと思いますがお客様の要望で今回はもう少し濃い色に変えたいとの事で現調査をしっかり行い
色に関してもしっかり打ち合わせをさせていただきご契約となりました。

①軒天のカビ
軒天は経年的な汚れとカビが多く見受けられました。
  ケイカル板(ケイ酸カルシウム板)のカビの主な原因は、湿気の滞留(結露・雨漏り・換気不足)と塗膜の劣化です。
本来は耐水性・防カビ性を持つ建材ですが、湿った環境が続くと、表面の塗装が剥がれて吸水し、カビの温床になります。

②外壁のシミ
塗り壁のシミの多くは、高湿度によるカビが原因(黒・茶・緑色)です。
特に梅雨や冬の結露、換気不足が引き金となります。また、雨漏り・結露による水染みや、下地成分が浮き出る「アク」(特に木材下地)の可能性もあります。

③壁のひび割れ
塗り壁(モルタル・漆喰・珪藻土など)のひび割れは、主に乾燥・収縮、経年劣化、地盤の揺れ、が原因です。
特に0.3mm以下の微細な「ヘアクラック」は乾燥や劣化で発生しやすく、0.3mm以上のものは構造的な問題や地震が疑われます。

工事での解決方法

今回の建物で一番気になる点はカビとひび割れです。
比較的年数は浅いのですが経年に伴ってひび割れやカビが多く見受けられました。
ひび割れの補修はUカット工法を用いて行います。
Uカット工法とは
外壁やコンクリートのひび割れ(1mm幅以上)に沿って電動工具でU字型に溝を掘り、シーリング材を充填して防水・補修する手法です。
接着面積を広げ、弾力性のあるシーリング材を深く充填することで、地震や温度変化によるひび割れの再発を劇的に防ぐ(追従性を高める)効果的な工法です。
外壁や軒天の色も今回の工事で濃いめの色に変更します。

☀️5月7日の作業

足場仮設

本日は足場仮設を行いました。
安全第一で、周りの物や植物に注意して行いました。

☁️5月8日の作業

洗浄と軒天塗装

今回の洗浄は水を使わずブラシで汚れなどを擦り落とす作業です。
なぜ水を使わないのか、
素材が水分を吸収しやすく、内部から劣化する塗り壁は細かな気泡(多孔質)を持つ素材が多く、高圧で水を噴射すると、通常以上の水分が壁の内部に深く浸透します。
これにより、乾燥までに時間がかかり、内部でカビやコケが再発しやすくなるだけでなく、最悪の場合、住宅の構造部分まで水分が到達して「雨漏り」を引き起こす危険性があります。
その他にも塗り壁特有のザラザラした質感や風合いは、塗膜の薄さや表面の凹凸によって保たれています。
高圧洗浄の強い水圧は、この繊細な表面を削り取ったり、剥がしたりしてしまう可能性が高いです。
汚れが強い所などはブラスに水を付けて専用洗剤などで擦り洗いを行います。

作業の様子▶️

窓やサッシは丁寧に水拭き

窓サッシか換気口などは全て手作業で拭き掃除を行いました。
塗装をしない場所にも気を配って丁寧に取り込む作業を行います。

軒天塗装作業

今回屋根関係は塗装をしないため破風の折り返し部分にはマスキングテープを貼って塗料が付かないように養生をして軒天を塗ります。

軒天下塗りプライマー

下塗りには水系カチオンシーラーを使用しました。
カチオンシーラーは抜群の密着性を発揮し、吸い込みを止める最適な下塗り材です。
素地と塗料を電気的に結合させ、特に水性塗料の付着力を大幅に向上させます。

中塗りと上塗り

下塗りのシーラーがしっかり乾燥してから中塗りを塗ります。
軒天は3回塗装を行います。
中塗りは仕上げ塗装の1回目の工程です。
中塗りが乾いたら上塗りの仕上げ塗りをして軒天は完了となります。

写真は上塗り塗装中です。
塗りたてと乾燥時とで色味が変わります。
今回軒天は艶を落として三分艶で塗装しています。

艶を落とした塗料でも塗った直後は艶があります。
乾燥と共に艶が引けてきて色も濃い目に落ち着いてきます。

☀️5月11日の作業

西面北面の外壁

今日は西面北面の外壁を進めました。
朝イチから養生作業をスタートして10時には下塗りを塗り始めました。

塗匠の作業は「外せるものは外す」です。
特に換気フードはそのまま養生をして塗る業者が多いですが塗匠ではきちんと外した状態で塗ります。
手間をかけた分長持ちに繋がっていきます。

下塗り(カチオンシーラー)

写真は下塗りが塗り終わった状態です。
使用した塗料は水系カチオンシーラーです。
カチオンシーラーの役割は塗装の仕上がりと耐久性を高める事です。
カチオン(プラスイオン)の性質により、下地(マイナスイオン)と強力に密着し、上塗り塗料の剥がれを防止します。
主にコンクリート、モルタル、塗り壁などシーラー自体の吸い込み防止、シミ止めに利用されます。

中塗り

写真は中塗りが終わった状態です。
中塗りとは、仕上げ塗装一回目の工程です。
仕上げは2回に分けて塗装します。
下塗りと合わせたら3回塗ることになります。
今回仕上げで使用している塗料は
グラナダフレッシュと言う塗料になります。
砂壁や土壁のようなマットで凹凸のある質感を維持・復元する意匠性改修用塗材です。
シリコン樹脂と光安定剤(HALS)の配合により、12〜14年の高耐候性を持ち、優れた透湿性で塗膜の膨れを防ぎながら、セルフクリーニング機能で汚れも防ぎます。

上塗り

上塗り工程は動画で確認いただけます。

西面北面の壁完了

北面と西面の壁が終わりました。
グラナダフレッシュの適切な膜厚は、砂壁状の風合いを活かすため、隠ぺい(下地隠し)しつつ塗りすぎない適正な膜厚(塗付量)管理が重要です。標準的な施工では、2回塗りで総付着量が0.5~1.0kg/㎡程度になるように設計し、既存の凹凸に均一な膜を形成します。

☀️5月12日の作業

東面と北面の外壁

今日は東面と南面の外壁を進めました。
昨日と同じ工程で丁寧に進めていきます。

下塗り

中塗り

上塗り

上塗りの工程は動画で確認が出来ます。

東面南面の完了

本日で外壁が全て終わりました。

☀️5月14日の作業

玄関柱サービス塗装

玄関前の木部柱をサービスで塗装します。
今回お見積もりの時に玄関柱の傷みに目がいき周りが綺麗になると必ず柱に目がいってしまうと思いました。
玄関は家の顔でもある場所なので綺麗にしたいという思いからサービスで行わせていただくことにしました。
サービスとは言え塗匠の工事は手を抜く事はしません。

下処理はサンダーを使って古い塗膜を完全に除去します。
まず60番のヤスリで古い塗膜をしっかりおとします。
次に240番と400番で表面が滑らかになるように整えます。

目の新居60番でヤスリがけしたあとは表面がケバケバしたような感じになってしまいます。
その上から塗装をすると荒れた感じが凄く目立ちます。
綺麗な表面を作るために番数を高くして行き目の細かなヤスリで表面を整えて塗装を行います。

ここまで綺麗にする事が出来ました。
この状態までしてようやく塗装の工程に入ります。
塗装工事は下処理八分の気持ちで行う事が長持ちさせる事に繋がります。

今回木目の風合いを活かすためにキシラデコールを使用して3回塗りました。
サービス塗装とは言え手を脱がすしっかり丁寧に行う事が塗匠のモットーです。

全体の完成動画

全ての塗装工事が完了しました。

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